Paint.Net　フリーフォトレタッチソフトPaint.NETのインストールとプラグインによる機能拡張　

Paint.NETの特徴

Paint.NET システム要件　（最小システム）

• Windows 7（推奨）、Windows XP SP3, Windows Vista（SP1はSP2への更新を推奨）
• 800MHzのプロセッサ（デュアルコア推奨）
• 512MBのRAM
• 1024 x 768の画面解像度
• 200 MB以上のハードディスク空き容量

Paint.NETは、画像や写真編集を行えるWindows上で動作するフリーのフォトレタッチソフトウェアです。（日本語対応）
レイヤー、無制限のアンドゥ、特殊効果と多種多様なツールのサポートで、革新的なユーザインタフェースを備えています。

標準でサポートされている画像ファイル形式はPaint.NET(.pdn)、 BMP、 JPEG、 GIF、 PNG、 TIFF、 TGA、 DDSですがプラグインをインストールすることによりＩｃｏｎｓ、Cursors、アドビPhotoshopのpsdファイルなどの対応も可能となります。

豊富なPaint.NET用プラグイン（拡張機能）

Icons、Cursors、Animated Cursorsファイルフォーマットプラグイン．．．Icons(ico)、Cursors(cur)、Animated Cursors(ani)ファイル形式がPaint.NETで扱えるようになります。
Photoshop PSD ファイルプラグイン．．．アドビPhotoshopのpsdファイル形式がPaint.NETで扱えるようになります。（レイヤー対応）
Animated Imageファイルプラグイン（AGIF & APNG）．．．アニメーションＧＩＦ及びアニメーションPNGファイル形式がPaint.NETで扱えるようになります。
Shape3Dプラグイン．．．画像に3次元の効果を追加します。
DropShadowプラグイン．．．画像に影の追加をはじめフェードアウト、4色対応のグラデーション、セピア色への変換など様々な効果を画像に追加します。
OptPNGプラグイン．．．PNG形式の画像を最適化し画像品質を維持したままファイルサイズを縮小する事ができます。

Paint.NETのインストール

Paint.NETの使い方

Paint.NETのレイヤー機能を使ってホームページ用のボタンを作成

Paint.NETのレイヤーを使えば基本画像を共用して複数パターンの画像を作成することが可能となります。
レイヤー．．．アニメション作成などに使う透明のフィルムに書かれた画像を重ね合わせて一つの画像を作る方法（セル画のようなもの）

Paint.NETのメニュー画面より　ファイル→新規と選択し画像のサイズを指定します。
今回は幅150ピクセル×高さ30ピクセルに設定します。



背景画像の作成
ボタン本体を作成、ボタンに立体感を待たせるため上から下の向かって色合いが濃くなるようにグレーから黒のグラデーションを作成します。
?@プライマリ色の明るめのグレーを指定セカンダリー色の黒を指定
?Aツールボックスよりグラデーションを選択
?Bグラデーションの開始位置を指定
?Cグラデーションの終了位置を指定（?B→?Cを横方向や斜めに指定することによりグラデーションの方向性を指定できます。）
Ｅｎｔｅｒ Keyでグラデーションを決定する



さらに立体感を持たせるため輪郭よりやや内側にライトグレーと黒の枠を追加
ツールより四角形を選択しブラシ幅（線の太さ）、色などを指定して枠をペイント．．．これでボタン本体は完成です。



ボタン上に表示する文字用のレイヤーを追加
レイヤーフォームの下側にあるボタンより新しいレイヤーの追加をクリックして文字表示用のレイヤーを追加します。



新しく追加されたレイヤー２（レイヤー名はプロパティで変更できます））にボタン表示用の文字を追加します。



Home、Next、Back、TopPageなどとこの必要なに応じてレイヤーを追加していく。レイヤーフォーム右側チェック欄のON-OFFで表示／非表示の切り替えが行われます。



各レイヤーの表示／非表示により背景レイヤーと文字レイヤーを組み合わせてボタンを作成しPNG、 GIFなどのファイル形式で保存します。
今回の場合．．．【Homeボタン】背景：ON レイヤー２：ON レイヤー３：OFF　【Nextボタン】背景：ON レイヤー２：OFF レイヤー３：ON



PNGやGIFのファイル形式はレイヤーに対応していないので平面化（合成）を行って保存します。



平面化を行ったためレイヤーが一つに統合されているので履歴フォームより平面化の前の作業履歴を選択し平面化前の状態に戻します。
この作業履歴管理フォームもPaint.NETの優れた機能の一つで無制限のアンドゥを可能としています。



平面化を行う前に戻った状態。合成されたレイヤーが背景、レイヤー２、レイヤー３に戻っています。



他のボタンについても同様にPNG、GIFなどのファイル形式で保存していきます。



全てのボタンをPNG、GIFなどのファイル形式に保存した後、平面化前の状態に戻して Paint.NET形式（*.pdn)で保存します。
名前を付けて保存を選択し、ファイルの種類はPaint.NET（*.pdn）にして保存します。



色フォームの拡張ボタンをクリックすることにより透明度も加えたより細かな色合いを指定することが可能となります。



今回Paint.NETで作成したホームページ用ボタン　Home、Next、Back、 TopPage　PNG形式　幅150ピクセル×高さ30ピクセル

このボタンは画像サンプルです。（リンクボタンではありません）