海外製フリーソフトのインストール、日本語化、使い方などを紹介しています。
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
fre:ac
|
- fre:acは、オーディオCDのリッピングとMP3、MP4/M4A、WMA、Ogg Vorbis、FLAC、AAC、Bonk形式など様々なフォーマットへのエンコーダーを行うフリーのオーディオコンバータ
ソフトウェアです。
また、CDDB/freedbオンラインCDデータベースとCDTextをサポートし、自動的に曲の情報をID3v2またはVorbisコメントタグに書き込むことが可能です。
作成者 : Robert Kausch http://www.freac.org/
fre:ac ダウンロードページ : http://www.bonkenc.org/index.php/ja/downloads-mainmenu-33
カテゴリー : オーディオコンバータ
ライセンス : フリーソフト
動作環境 : Windows、Mac OS X、Linux、FreeBSD、OpenBSD、NetBSD、Solaris
( このページでは、Windows 版についての内容を記載しています。)
fre:ac の主な機能
- エンコーダ
- Nero Digital HE-AAC エンコーダ
- Fraunhofer IIS MP3 Surround エンコーダ
- Helix DNA Producer RealAudio エンコーダ
- LAME MP3 Command Line エンコーダ
- Flake FLAC エンコーダ
- Tom's Audiokompressor (TAK)
- WavPack エンコーダ (WV)
- Musepack エンコーダ (MPC)
- OptimFROG エンコーダ (OFR)
- Shorten Audio エンコーダ (SHN)
- True Audio (TTA)
- Lossless Audio (La)
- RK Audio Compressor (RKAU)
- デコーダ
- Tom's Audiokompressor (TAK)
- WavPack デコーダ (WV)
- Musepack デコーダ (MPC)
- OptimFROG デコーダ (OFR)
- Shorten Audio デコーダ (SHN)
- True Audio (TTA)
- Lossless Audio (La)
- RK Audio Compressor (RKAU)
- fre:ac ダウンロードページの Self extracting installer: 『 freac-1.0.19.exe
』 リンクラベルをクリックして fre:ac セットアッププログラムをダウンロードします。(
Windows インストーラー版 )
※ Plain .zip package 『 Plain .zip package: freac-1.0.19-bin.zip 』
はダウンロード後任意の場所に解凍するだけで使用可能です。
( プログラム名の 1.0.19 .部分はバージョンにより異なります。 )
▼ fre:ac ダウンロードページ ▼
>> http://www.bonkenc.org/index.php/ja/downloads-mainmenu-33
fre:ac セットアップ ウィザードに従いインストールを進めていきます。
-
- fre:ac メニューバーより 『 オプション 』 → 『 一般設定 』 を選択して一般設定画面を表示します。
- エンコーダ
リスト選択しているエンコーダがエンコードの際にデフォルトで使用するエンコーダとなります。
出力するオーディオファイルの品質など詳細設定を行う場合はエンコーダ選択ドロップダウンリスト右側にある
『 エンコーダ設定 』 ボタンをクリックしてエンコーダ設定画面を開きます。
- 出力先ディレクトリ
- 可能なら入力ファイルのディレクトリを用いる ( 有効/無効 )
入力ファイルのディレクトリが書き込み可能な場合、入力ファイルと同じディレクトリに出力します。
有効に設定した場合...入力ファイルへ上書き許可のオプションを設定します。
( 有効/無効 )
- 出力ディレクトリ
変換された出力ファイルの保存場所を指定します。
- ファイル名パターン
ファイル名の付け方(パターン)をリストから選択します。( リスト選択 )
- <artist>-<title>
- <artist>\<artist>-<title>
- <artist>-<album>-<track>-<title>
- <artist>-<album>\<track>-<title>
- <artist>-<album>\<artist>-<album>-<track>-<title>
- オプション
- オンザフライでエンコード ( 有効/無効 )
CD-RやDVD-Rなど書き込み式光学メディアにおける書き込み方式の一つで、ハードディスクなどに一時的にエンコードしたファイルを保存せずに直接エンコードして光学メディアに書き込みを行う方式。
- リップした Wave ファイルを保持 ( 有効/無効 )...オンザフライでエンコード無効時設定可能
- 一つのファイルにエンコード ( 有効/無効 )
- Unicode
- Unicode ファイル名を使用 ( 有効/無効 )
LAME MP3 エンコーダの設定画面 ( 設定できる項目はエンコーダにより異なります。)
- プレイリスト
- プレイリスト作成 ( 有効/無効 )
- cue シート ( 有効/無効 )
- 出力先ディレクトリ
プレイリストの出力ディレクトリを設定します。
プレイリスト作成または cue シート作成のいずれかが有効な場合に設定することができます。
- エンコーダの出力ディレクトリを使用 ( 有効/無効 )
有効に設定した場合、エンコードしたオーディオファイルの出力ディレクトリにプレイリストを出力します。
- 出力ディレクトリ
プレイリストの保存場所を指定します。
エンコーダの出力ディレクトリを使用が無効の場合に設定することができます。
- ファイル名パターン
ファイル名の付け方(パターン)をリストから選択します。( リスト選択 )
- <artist>\<artist>-<album>
- <artist>-<album>\<artist>-<album>
- <album>\<artist>-<album>
- <genre>\<artist>-<album>
- 言語
fre:ac インターフェース言語を選択します。
『 言語ファイルを編集 』 ボタンをクリックすることにより言語ファイルの編集を行うことができます。
- 情報
言語ファイルの情報
言語ファイル編集画面
スムーズ翻訳ユーティリティがインストールされている必要があります。
fre:ac インストール時のセットアップ - インストールするコンポーネントで 『 スムーズ翻訳ユーティリティ 』 にチェックを入れます。
- アクティブな CD-ROM ドライブ
- CD 情報
- CD Text を読み込む ( 有効/無効 )
- cdplayer.ini を読み込む ( 有効/無効 )
- リッパー設定
- CD 詳細設定モード有効 ( 有効/無効 )
有効に設定した場合、リストから条件を選択します。
- オーバーラップのみ
- ベリファイを行わない
- 破損部を修正しない
- 全て行う
- ジッター補正有効 ( 有効/無効 )
ジッター : 信号の時間的なズレや揺らぎ
ジッター補正 : オーディオCDからリッピングを行うとき、正確にデータを取り込むするための補正機能のこと
- 左右チャンネルの入れ替え ( 有効/無効 )
- 自動化
- CD 挿入時に読み込みを行う ( 有効/無効 )
- 自動でリッピング開始 ( 有効/無効 )
- リッピング後ディスクを取り出す ( 有効/無効 )
- CD 設定
- リッピング中は CD トレイをロック ( 有効/無効 )
- NT SCSI ライブラリを使用 ( 有効/無効 )
Windows NT ベースのシステム ( NT4/2000/XP/2003/Vista/7 ) の場合は通常有効に設定します。
但し、NT SCSI ライブラリと CD/DVD ドライブとの相性問題もあるようです。
- ローカル CDDB 有効 ( 有効/無効 )
自分のパソコン内に保存されている CDDB を使用する場合は有効に設定します。
- リモート CDDB 有効 ( 有効/無効 )
インターネット経由でWeb上の CDDB サーバーからCD情報を取得する場合は有効に設定します。
CDDB アクセスモード、CDDB サーバー、ポート、メールアドレスは予め 『 Freedb.org 』 がセットされていますので特に理由がない場合は改めて設定する必要はありません。
- オプション
- 自動 CDDB 問い合わせ ( 有効/無効 )
- CD Text より CDDB を優先 ( 有効/無効 )
- CDDB キャッシュ有効 ( 有効/無効 )
- プラグインの設定を行うことができます。設定するプラグインを選択して 『 設定
』 ボタンをクリックしてプラグイン設定画面を開きます。
プラグインの追加方法は、 プラグインの追加 に記載しています。
- タグ情報
- ID3v1 の書込み ( 有効/無効 )
- ID3v2 の書込み ( 有効/無効 )
- Vorbis コメントの書込み ( 有効/無効 )
- MP4 メタデータの書込み ( 有効/無効 )
- WMA メタデータ情報を書き込む ( 有効/無効 )
- タグの文字コード
- ID3v1 の文字コード ( リスト選択 )
- ID3v2 の文字コード ( リスト選択 )
- Vorbis コメントの文字コード ( リスト選択 )
- MP4 メタデータの文字コード ( リスト選択 )
- WMA メタデータの文字コード ( リスト選択 )
- デフォルト情報
- デフォルト コメント ( コメント編集 )
タグ情報のコメント欄に出力する内容を編集します。
- 既存のコメントをデフォルトのコメントに置き換え ( 有効/無効 )
-
- 一般設定 - エンコーダでデフォルトに選択されているエンコーダの品質設定を行うことができます。
選択されているエンコーダは、『 選択エンコーダ: 』 欄に表示されています。
fre:ac メニューバーより 『 オプション 』 → 『 選択エンコーダの設定 』
を選択してエンコーダ設定画面を表示します。( 設定できる項目はエンコーダにより異なります。
)
- fre:ac のメニューバーより 『 ファイル 』 → 『 追加 』 を選択しオーディオファイルを個別に選択する場合は、『
オーディオファイル 』 をクリックまたは 『 ファイルの追加 』 コマンドボタンをクリックしてオーディオファイルを取り込みます。
「 Shift 」 Key + Click 、「 Ctrl 」 Key + Click による複数選択も可能です。
オーディオファイルをフォルダー単位で取り込む場合や ワイルドカード ( ”?”
、 " * " ) を使用した複数ファイルの追加 ( パターンで追加 ) を行う場合はをは、3行目の 『 オーディオファイル 』 を選択します。
標準でサポートされている入力可能オーディオファイル
- AAC ファイル ( *.aac)
- Apple オーディオ ファイル ( *.aif、*.aiff、*.aifc )
- Bonk ファイル ( *.bonk )
- Crrative オーディオ ファイル ( *.voc )
- FLAC ファイル ( *.flac )
- MPEG Audio Files ( *.mp1、*.mp2、*.mp3 )
- MP4 ファイル ( *.m4a、*.m4b、*.mp4 )
- Ogg Vorbis ファイル ( *.ogg )
- Sun オーディオ ファイル ( *.au、*.snd )
- Wave ファイル ( *.wav )
- Windows CD オーディオ トラック ( *.cda )
- Windows Media Audio Files ( *.wma )
パターンによりファイルを追加
ワイルドカード ”?” や " * " を利用してパターンによりファイルを追加できます。
- オーディオ CD をリッピングする場合は fre:ac のメニューバーより 『 ファイル
』 → 『 追加 』 → 『 オーディオ CD コンテンツ 』を選択または 『 CD の取り込み
』 ボタンをクリックしてオーディオ CD を取り込みます。
CDDB からCD情報を取得するオプションが有効になっている場合は、CDDBからCD情報の取得が行われます。
一致した情報が複数ある場合は、CD情報の選択画面が表示されますので使用するCD情報を選択します。
- 取り込んだオーディオファイルの中からエンコードするタイトルとエンコードしないタイトルとの振り分けを行います。タイトル左側がチェックされているアイテムがエンコード対象です。
( 取り込み直後はデフォルトで全てのタイトルが選択状態になっています。 )
またリスト内タイトルはドラック&ドロップにより並び順を変更することが可能です。
デフォルト選択されているエンコーダでエンコードする場合:
fre:ac のメニューバーより 『 エンコード 』 → 『 エンコード開始 Ctrl+E
』 ( 1行目 ) をクリックまたはコマンドボタンの 『 エンコード開始 』 をクリックすることによりエンコードが開始します。
エンコーダを選択してエンコードする場合:
fre:ac のメニューバーより 『 エンコード 』 → 『 エンコード開始 』 ( 4行目
) をクリックまたは 『 エンコード開始 』 コマンドボタンの 『 ▼ 』 をクリックしてエンコードに使用するエンコーダを選択します。(
選択と同時にエンコードが開始します。 )
標準でサポートされているエンコード
- Bonk Audio Encoder
- FAAC MP4/AAC Encoder
- FLAC Audio Encoder
- LAME MP3 Encoder
- Ogg Vorbis Encoder
- Windows Media Audio Encoder
- Windows Wave File Output
- fre:ac に対応しているプラグインを fre:ac 環境にセットアップすることにより取り扱えるオーディオファイルの種類をを増やすことができます。
NTT TwinVQ VQF エンコーダの追加を行います。
TwinVQ (transform-domain weighted interleave vector quantization)は、1994年に日本電信電話株式会社(NTT)によるヒューマンインタフェース研究所(現在はサイバースペース研究所)開発した音声圧縮技術です。
fre:ac ダウンロードページ ( ページ下の方 ) にある Optional Encoders
- NTT TwinVQ VQF encoder 『 encoder-0.7-vqf-twinvq-97012000.zip 』 リンクラベルをクリックしてエンコーダプラグインをダウンロードします。
※ encoder-0.7-vqf-twinvq-97012000.zip の数字部分はバージョンにより異なります。
▼ fre:ac ダウンロードページ ▼
>> http://www.bonkenc.org/index.php/ja/downloads-mainmenu-33
取得した 『 encoder-0.7-vqf-twinvq-97012000.zip 』 を解凍した 『 TVQenc.dll
』 を、fre:ac インストールフォルダー内にあるエンコーダフォルダー 『 \encoders
』 に配置します。
デフォルトで fre:ac をインストールした場合は、C:\Program Files\freac\encoders
になります。
『 TVQenc.dll 』 配置後 fre:ac を起動してメニューバーより 『 エンコード
』 → 『 エンコード開始 』 ( 4行目 ) をクリックして表示されるリストに
『 Twin VQ VQF Encoder 』 が追加されていれば、NTT TwinVQ VQF へのエンコードを行うことが可能となります。
|
|
|